- 販売開始日: 2021/01/15
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-522074-0
ネクロマンス(5)
著者 堂本裕貴(著)
魔王を打ち破った勇者シブキは、魔王の呪いでアンデッドになってしまった! 愛する聖女サフィに触れる事すらできなくなった失意のさなか、倒したはずの魔王も生きている事が明らかに...
ネクロマンス(5)
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商品説明
魔王を打ち破った勇者シブキは、魔王の呪いでアンデッドになってしまった! 愛する聖女サフィに触れる事すらできなくなった失意のさなか、倒したはずの魔王も生きている事が明らかに。シブキ一行は世界平和のため、そして呪いを解除して再びサフィに触れるため、魔王を探す二度目の旅に出る――!! 主人公が死んで始まる愛と勇気の冒険譚、堂々開幕!!
再合流したパーティは、魔王の手がかり求めて、陽の国・アケボノへ! しかし、二人きりで調査中のリコとビバは、突如現れた謎のゲートに吸い込まれてしまう。行く先には、リコの魔法に興味を持つ魔物・ルピナスが待っていた! さらに、人間と魔物の争いも勃発! 一触即発の雰囲気にシブキがとった行動はー!? 恋する乙女・リコに最大の試練! そして、人間と魔物の関係にも迫る、異世界ラブコメディ最終巻!
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商業作品的には最終巻って扱いなのかも知れないけど、実際は「未完」で、「第1部完」という感じで、この続きは「第2部」って感じで、いつでも(商業形態でも同人形態でも何らかの形で)再開出来るんじゃないかな…
2023/09/10 15:50
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投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者のあとがきで…
『…
ネクロマンスは長い物語を想定していて、
それを途中で綺麗に畳むことはどうやっても厳しくて、とても悩みましたが、
比較的区切りのいいところで一旦終わらせて、
もっと面白く、もっと多くの方に楽しんでいただけるような
作品を新しく送り出すべきだと思い決断いたしました。
…』
とあり、商業的に売上が芳しくないから、もう無理矢理話を強引に完結させた、
というのではなく、
作品の構想としては、もっと先の結末部分まで青写真は出来上がっていて、
ソコに向かう途上の、
「比較的区切りのいいところで一旦終わらせた」
のがこの第5巻だった、
と。
アニメとかで、いつか第2期を制作出来る事を想定して、
「俺たちの戦いはこれからだ!」=「俺たた」ENDで第1期を締め括るような…
そういう形式で終わらせているので、
商業作品的には最終巻って扱いなのかも知れないけど、
実際は「未完」で、「第1部完」という感じで、
この続きは「第2部」って感じで、
いつでも(商業形態でも同人形態でも何らかの形で)再開出来るんじゃないかな…して欲しいな、
と…個人的には、この全5巻をこの10日間ほどで続けて読んでみて、
そういう印象。
余談で、あとがきの、
「もっと面白く、もっと多くの方に楽しんでいただけるような作品を新しく送り出すべきだと思い決断」
というのが、
今連載中らしい作品「愛してるゲームを終わらせたい」ってことかな…
次にくるマンガ大賞2023Webマンガ部門で12位、
になってたみたいだけど。
話を戻して、この第5巻の内容自体の印象としては、
この巻の表紙絵が、魔法使いリコリス・ルージュであるように、
この巻の内容の中核部分で活躍する実質的主役は、
リコリス通称リコだったな、
と。
実質、リコの背景を、
魔法使いルピナス×リコ…という互いに研究心旺盛な魔法使い対決を通じて、
過去光景等を描きながら掘り下げる、
のがメインの巻、
で、その決死の対決騒動の余波的後始末部分のどたばた展開で、
主人公シブキが人間も魔物も束ねるカリスマ性を発揮して、騒動を収束させて…
次の旅路へ、で、実質「第1部完」…な形。
無理矢理話を完結はさせなかったから、
前巻での、初代大聖女との対話で、色々と、意味深な、深刻な未来の運命について示唆…
という伏線部分等は、全く回収はされず、
個人的には、いつか、続きを読める日がくればいいな、と願っています。
あと、メインのカップルであるシブキ&サフィだけでなく、
今巻の内容で、もう1組のカップル、リコ&ビバーナムの恋の行方も、気になるしね…。
あと、この第5巻での印象的台詞は…
「…だから謝って…私を魔王の手下って言ったこと、あやまって」
かな…この、
宇宙一の魔法使いになりたくて魔王を研究している魔法使いルピナス、
と、恋の魔法完成を模索する魔法使いリコリス、
は互いに切磋琢磨出来るライバルまたは研究者仲間的な…そういう関係になれそうな雰囲気だから、
将来的な再会や共闘って展開も見てみたいな、
と。
それと主人公シブキの
「そうやって お互いうまくやってこうぜ なっ?」
というのも、好印象でカッコイイ1頁まるごとの1コマだったな、
と。
…そんなこんなで、コレの商業連載期間中には、縁がなくて読んでなかったけど、
今、通して読んで、
続きが読みたいと思えているし、買って読んだ甲斐はあったな、
と満足しています。